新米医師の国立病院機構への転職~奨学金・年収・制度・求人事情は?~

キャリアアップのために国立病院機構へ転職することの是非

2018年01月04日 11:32

国立病院機構でのキャリアアップの可能性


転職の目的は、医師によりさまざまでしょう。単純に収入のアップを目指す医師もいるはずですし、自身の能力を正当に評価してくれる医療施設へと移りたいと考える医師もいるはずです。

どちらとも繋がってくるかもしれませんが、キャリアアップを目指して転職を考える医師もいるでしょう。
その目的のために国立病院機構に属する病院へと転職することは、果たして正しい選択となるのでしょうか。

確かに当機構の病院は広大なネットワークが構築されており、最新の医療技術に触れる機会が非常に多い施設ばかりです。
病院間のみならず政策医療ネットワークと呼ばれる連携は、特に医師を成長させるためにはとても良い環境と言えるのかもしれません

また、患者への診療のみならず臨床における研究や研修制度も充実しているため、能力のアップとともに医師のキャリアアップへの貢献度も非常に高いと言えるでしょう。

こうした環境が整っていることから、医療の最前線を学ぶことに関しては非常に優れており、この点でのスキルアップをキャリア構築のための重要な位置付けとしている医師であれば、十分に転職する価値が出てくるのではないでしょうか

140を超える施設での連携・交流も当然ながら充実しているため、そこに魅力を感じる医師も少なからずいるはずです。

育成体制の恩恵を受けるのは特に若い医師


医師のキャリアアップには一定の貢献をしてくれるであろう国立病院機構への転職。
しかし、すべての医師にとって有意義な環境及び制度が整っているとは言い難いのかもしれません。

当機構には、臨床研修プログラムがオリジナルで用意されており、特に臨床研修医を育成することに関しては一定の評価が集まっています
独自のキャリアパス制度などの恩恵も受けることができるでしょう。

ただし、“臨床研修医”という言葉からもわかるように、どちらかといえば若い医師、大学を卒業し医師免許を取得したばかりの医師にとって有意義な環境となっている点に着目する必要があります。

独特の組織体制から、ある程度経験を積んだ医師が、これまでのキャリアから得てきた技術を余すことなく発揮できるかと言えば、必ずしもそうは言えないのではないでしょうか。
むしろ、その能力を発揮することができず、窮屈さを感じることがあるかもしれません
これではキャリアアップを実現することは難しいでしょう。

どのようなキャリアプランを描いているのかにもよりますが、このように必ずしもすべての医師にキャリアアップのための環境が整っているとは言えないため、自らの能力・実績、そして将来設計等に見合っているか否かをチェックしてから具体的な検討を始めるようにすべきです。

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